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あまり国にいないオーストラリア国王の仕事は誰がする?

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昨日の記事には、

イギリス女王エリザベス2世がオーストラリア女王でもあるということを書きました。

suteacher.hatenablog.com

しかし疑問も湧いてきます。

エリザベス女王は何カ国もある

英連邦の「女王」としての仕事を、

どうやってこなしているのか。

 

 

オーストラリア総督

どうやらオーストラリアには、

オーストラリア総督」という

女王の代理人がいるようです。

 


国王(女王)の代理として、

オーストラリアの首都キャンベラに

駐在しているそうです。

現在のオーストラリア総督は

クエンティン・ブライス。

オーストラリア史上初の女性総督です。

(2013年時点)

 

最新情報はこちら↓

ja.wikipedia.org

 

「総督」の歴史

オーストラリアがまだ

イギリスの植民地だったその昔、

各植民地のトップは「Governor(統治者)」と呼ばれ、

イギリス政府によって任命された

イギリス人がその任務を任されていました。

 

しかし1800年代後半、

植民者が急激に増えたこともあり

行政権力は次第に政府に移行しました。

そしてGovernorの仕事は、

形式的なもののみとなっていきます。

 

オーストラリア連邦形成にあたり、

形骸化していくGovernorという役職を

廃止するという意見も多くでたそうですが、

存続され現在に至っています。

 

そのGovernorは現在

「Governor-General(総督)」と呼ばれ、

2008年の9月5日に

クエンティン・ブライスがその役職に就き、

初の女性総督としてオーストラリア内外で

大きなニュースになったそうです。

 

 

総督の選ばれ方

オーストラリア政府が指名した人物を

イギリスの王が任命する。

 

60年ほど前総督をめぐってトラブルが起こり、

それ以降にオーストラリア政府は

政治的野心の少なく、穏健で、

人々の尊敬を集めるような人物

連邦総督に指名する傾向が強くなったそうです。

 

 

 

「女王」にしても「総督」にしても、

オーストラリアにはかつての

イギリスの植民地時代の名残が残っています。


オーストラリアに住んでいると

そんなにイギリスを感じることはないですが。


習慣や文化、性格から国家体制まで、

日本人の私からすると信じられないことが多く存在します。