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「オーストラリア」という国名になったわけ

2013年6月3日

 

その昔、古代ギリシアでのお話。

知識人の間では地球球体説

既に唱えられていました。

 

しかし当時知られていた大陸は、

全て北半球に偏っていました。

 

「なんてバランスが悪いんだ。」

と思った彼らは、

南半球にも、釣り合いが取れる

 巨大な陸地があるはずだ!」

という仮説を打ち立てます。

ダイナミックですね。


彼らはその仮説上の大陸を

「メガラニカ」

または

「テラ・アウストラリス・インコグニタ」

と呼びました。

未知の南方大陸という意味だそうです。

これらは長く仮説に過ぎませんでしたが、

大航海時代(15世紀頃)に突入すると

南半球にも多くの陸地があることが

明らかになります。


人々は、

「メガラニカがあるかもしれない!!」

と胸を躍らせました。


そして現在のニュージーランドや

オーストラリアが次々と発見され、

そのたびに人々は

「遂にメガラニカ発見だ!!」

と喜びました。

 

しかしどれも考えていた程大きくはなく

次第にメガラニカの存在は

完全に否定されるようになりました。

しかし今のオーストラリア大陸は

その後も「テラ・アウストラリア」

呼ばれ続けました。


時を経て、

より言いやすいオーストラリア

という名前が定着したということです。

 

おしまい

 

 

「未知の南方大陸」発見は、

先人たちの夢でした。


彼らにとっての

「新たな大陸の発見」は、

例えるならば私達にとっての

「宇宙人の発見」くらいに心躍る

ものだったのではないでしょうか。

未知の大陸を求めて航海する。

これこそが冒険だと思いました。

オーストラリア」という名前には、

壮大なドラマが隠されていました。

 

  ja.wikipedia.org