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今もまだ残るアボリジニ問題とは?

アボリジニとは?オーストラリア先住民の現在や迫害の歴史そして文化の ...

アボリジニへの歴史的謝罪」では、

オーストラリア政府のアボリジニへの

対応が好転したことを書きました。

 

しかし、今日に至っても

「アボリジニ問題」は存在します。

 

 

 

教育問題

アボリジニの教育レベルは、

かなり低いことが明らかになっています。

その主な理由は以下の2つだそうです。

教育による白人同化を恐れている

オーストラリアを統治しているのは、主に白人です。

オーストラリアの教育を動かすのも白人。

 

アボリジニの人々は、

その教育によって白人と同化してしまい、

アボリジニとしてのアイデンティテ

失ってしまうことを恐れています。


教育を受ける金銭的余裕が無い

親が貧しいために子どもも教育を受けられない。

負のスパイラルが続いています。

 

 

雇用問題

アボリジニの人々は、

社会的地位が低い職業に就くことが

多いことが明らかになっています。

 

これは決して、

人種差別による就職難ではありません。

 

アボリジニの人々が就職難に陥っているのは、

教育をしっかりと受けられていないこと

主な理由だそうです。

 

教育問題が、ここにもつながります。

 

健康問題

アルコール中毒、ドラッグ中毒に陥る

アボリジニがとても多いのだそうです。

 

そしてそうなってしまう理由に

・社会的地位の低さ

・経済的地位の低さ

・アイデンティティを失ってしまったこと

などが挙げられるそうです。

 

 

社会福祉による問題

アボリジニへの法律的な差別はほとんど無く、

むしろ社会福祉によって保護されています。


しかしその社会福祉を当てにして

堕落した生活を送るアボリジニが

後を絶たないそうです。

 

社会福祉のあり方が問われます。

 

 

白人の怒り問題

・政府に頼って堕落した生活を送るアボリジニ

・中毒になってすぐ問題を起こすアボリジニ

が、白人は許せないようです。

 

しかし、「こういう社会にしてしまったのは白人。」

というのがアボリジニの意見なのだそうです。

 

まとめ

現在のアボリジニは、

1.白人社会に同化している人

2.白人社会に同化しきれない人

3.白人社会とも関わりつつアボリジニも少し残して生きている人

4.白人社会とは関わらずアボリジニとして生きている人

など色々なようです。

 

完全な異文化同士が互いに溶け合って

生活するのはやはり難しいとうことでしょうか。

また、これまで世界で起きていたことは

こういうことの繰り返しだったのだと知りました。