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学校が始まれば教育格差が縮まると思っていたが、 そうではなかった。

『ポスト・コロナショックの学校で教師が考えておきたいこと』 コロナショックで広がる教育格差(前馬優策) www.amazon.co.jp 学校が始まった今、最も頭を悩ませているのが、学力格差である。 以下、原文引用。 ------------------------------------------…

「学校」「教師」の存在意義

『ポスト・コロナショックの学校で教師が考えておきたいこと』 コロナショックで問われる「学校」「教師」の存在意義(苫野一徳) www.amazon.co.jp 私も筆者と同じように、今の公教育のシステムは限界を迎えていると感じています。 今やデジタル途上国にな…

アフターデジタルを読んで

www.amazon.co.jp このところ、「アフターデジタル」という本を読み進めていました。 ようやく読み終えたので感想を書きます。 この本のタイトルになっている「アフターデジタル」とは、 「リアル世界がデジタル世界に包含される」現象のことだそうです。 対…

学校は新しいツールよりも、昔ながらのツールに固執する

これは、 既存のカリキュラムのほとんどにもともと存在する障壁を乗り越えるために使える方略集だそうです。 これとガイドライン全文を照らし合わせながら読み進めていくと、 もう既に日本の公立小学校の先生たちが、様々な困難を抱える子供たちに配慮した方…

カリキュラムに「障害がある」とはどういう意味か?

引き続きこの資料について。 「学びのユニバーサルデザイン(UDL)ガイドライン全文」 Suggested Citation:CAST (2011).Universal Design for Learning Guidelines version 2.0.Wakefield, MA: Author.日本語版翻訳:金子晴恵バーンズ亀山静子 http://udlguide…

悪いのは学習者ではなくカリキュラムだ。

今日からはこの資料について。 「学びのユニバーサルデザイン(UDL)ガイドライン全文」 Suggested Citation:CAST (2011).Universal Design for Learning Guidelines version 2.0.Wakefield, MA: Author.日本語版翻訳:金子晴恵バーンズ亀山静子 http://udlgui…

UDLガイドラインで子どもの困り感を整理する

今日はこの論文について。 鶴貴美子(2020) 通常の学級における発達に課題のある児童への合理的配慮提供の推進 ―ショートタイム研修による教員の指導力向上を通じて― 福岡教育大学大学院教育学研究科教職実践専攻年報 第10巻 pp.163-170 http://libopac.fukuo…

こどもたちのニーズを教師が受け取ることが第一段階

今日はこの論文について。 鶴貴美子(2020) 通常の学級における発達に課題のある児童への合理的配慮提供の推進 ―ショートタイム研修による教員の指導力向上を通じて― 福岡教育大学大学院教育学研究科教職実践専攻年報 第10巻 pp.163-170 http://libopac.fukuo…

学校の画一的な指導・環境になじまない子は排除される

引き続きこの論文について。 市川和也(2019)通常学級における特別支援教育のあり方 --授業のユニバーサルデザインをめぐる論争に注目して -- 京都大学大学院教育学研究科・教育方法学講座 教育方法の探究 第21巻 pp.37-44 https://repository.kulib.kyoto-…

「どんな先生もできる」「どんな子どももわかる」UD授業

今日はこの論文について。 市川和也(2019)通常学級における特別支援教育のあり方 --授業のユニバーサルデザインをめぐる論争に注目して -- 京都大学大学院教育学研究科・教育方法学講座 教育方法の探究 第21巻 pp.37-44 https://repository.kulib.kyoto-u.…

特別な支援教育が受けられるかどうかは、関わる大人によって変わる

この資料については、今日で終わりです。 「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」文部科学省(2012) https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/__icsFiles/afieldfil…

通常級の支援が必要な子たちは、必要な支援がなされていない?

今日も、昨日に引き続きこの資料について。 「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」文部科学省(2012) https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/__icsFiles/afieldf…

通常級の支援が必要な子どもの割合

今日から、調査書・論文・書籍のレポートを書いていきます。 まずはこの資料から。 「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」文部科学省(2012) https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou…

ブログを始めて約10日、読者100人、1000PVを達成するまでにやったこと

ブログを始めて約10日 読者数100人達成! (正確には13日、ちゃんと始めて11日) 1000PV達成! ほとんど、「おすすめブログの新着」という ビギナーズラッキーパンチのお陰ですが。 ブログを書く上での目標は 「自分の資産にする」こと。 5年後、10年後見返…

動画の作り方 NHKに学ぶ映像教材づくりのポイント

昨日のZoom研究会で、 NHKの方が教育用動画を作るときに 意識するポイントを教えてもらった。 話す目的をハッキリさせる 13文字以内でタイトルをつける 結論は最初の15秒で言う 一文50文字以内にする 抑揚をつけて強調する 1分300文字でゆっくり話…

ブログの書き方 「できる教師のデジタル仕事術」を読んで

「 佐藤正寿先生の仕事の仕方に衝撃を受けた。 佐藤先生は4人いる著者のうちの1人だ。 この本は15年も前に発行されたにも関わらず、 今の時代にも生かせる点がいくつもある。 佐藤先生の日々の仕事 ・3つのブログを毎日更新。 ①過去の自分の財産 ②現在進行…

休校中、先生からの電話健康観察は必要か?

結論からいうと、電話健康観察に賛成。 休校期間中、先生たちが学校にいないこどもたちに対して行っていることはいくつかの種類に分けられる。 ①オンライン授業(双方向) ②オンライン学習(一方向) ③オンライン朝の会(双方向) ④プリント学習 ⑤家庭訪問 ⑥…

プレゼンスライドの作り方 手順を整理してみた

パワーポイントでスライドを作るとき、 「手順があったらもっとテキパキ進むのにな。」 といつも思っていたので、作ってみることにした。 すると、大きな流れは 作る 修正する 削る に分けられ、 それぞれの中に デザイン 内容 言葉 という小さな流れがある…

日本の学校はなぜ学習内容をすべてこなすことにこだわるのか。

・学校開始が遅れているにも関わらず学習内容をすべてこなそうとしていること。 ・日本のサラリーマンの時間外労働が圧倒的に多いこと。 ・日本人の親が子どもを塾に通わせたがること。 ・卒業式の練習時間が無駄に多いこと。 時間をかけたら、量をこなせば…

You Tubeを観る子は賢くなる?

「子どもがYouTuberになりたがっていて困ります。」保護者からよく聞く言葉です。 私も以前はYouTubeのことをあまりよく思っておらず、こどものネット依存を招くものだと思っていました。 しかし休校期間にYoutubeを観る機会が増えたことで、その印象は変わ…

小1が登校先行をする意味はある?

すべての学年の中で、コロナ休校のあおりを一番くらっているのは小学校1年生ではないだろうか。 なぜなら、人間にとって1番必要な「読み書き算盤」を始めに教えるからである。 このところオンライン学習がブームになっているが、こどもが文を読めているか、…