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日本の学校はなぜ学習内容をすべてこなすことにこだわるのか。

・学校開始が遅れているにも関わらず学習内容をすべてこなそうとしていること。

・日本のサラリーマンの時間外労働が圧倒的に多いこと。

・日本人の親が子どもを塾に通わせたがること。

・卒業式の練習時間が無駄に多いこと。

 

時間をかけたら、量をこなせばうまくいくだろう。

日本にはこのような「時間と量  信仰」があると思う。

 

色々な意見があるとは思うが、

悪の根源は日本の給与体系ではないかと思っている。

日本は長らく、長い時間、長い期間働けば昇給する

終身雇用・年功序列型の給与体系をとってきた。

(最近は職務や能力に応じて決められることも多くなってきたが!)

 

これが一般的になったのは1947年。

働く時間と生産量が比例する工場労働を前提として、

労働時間や賃金の制度を定める労働基準法が施行された。

 

制度も根拠も時代遅れだが、

その価値観だけがずっと残っている気がする。

 

・校長先生は授業をしないし休み時間には遊ばない。

・社長は営業に行かない。

・お金持ちは不労所得を得る。

 

もちろんこの人たちは働いていないわけではない。

働く時間のかけどころが違う。

 

「量≠成果」

それがわかっているからこその、新学習指導要領ではないのか。

新しい指針が示されたのに、やっていることは変わっていない。

 

「日本の学校はなぜ学習内容をすべてこなすことにこだわるのか。」

日本の偉い人たちが、学習量を担保すれば成果が出ると思っているからではないだろうか。