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指導要領から考える日記指導のポイント

「ホワイトボードに答えを書くエト牛先生」の写真[モデル:古性のっち]
指導要領を基に、日記を評価するポイント をまとめました。
 

1.国語科指導要領解説の、日記に関わる指導事項

 

知識及び技能 ⑴言葉の特徴や使い方

 

ア.言葉には、事物の内容を表す働きや、経験したことを伝える働きがあることに気付く。
 
ウ.長音,拗音,促音,撥音などの表記,助詞の「は」,「へ」及び「を」の使い方,
句読点の打ち方, かぎ(「 」) の使い方を理解して文や文章の中で使うこと。
また,平仮名及び片仮名を読み,書くとともに,片仮名で書く語の種類を知り,文や文章の中で使うこと。
 
エ.第2学年においては,学年別漢字配当表の第2学年までに配当されている漢字を読むこと
また,第1学年に配当されている漢字を書き,文や文章の中で使うとともに,
第2学年に配当されている漢字を漸次書き,文や文章の中で使うこと。
 
オ 身近なことを表す語句の量を増し,話や文章の中で使うとともに,
言葉には意味による語句のまとまりがあることに気付き,語彙を豊かにすること。
 
カ 文の中における主語と述語との関係に気付くこと。
 

 

知識及び技能 ⑵情報の扱い方に関する事項

 

ア 共通,相違,事柄の順序など情報と情報との関係について理解すること。
 

 

思考力・判断力・表現力等 「B 書くこと」

 

ア 経験したことや想像したことなどから書くことを見付け,
必要な事柄を集めたり確かめたりして,伝えたいことを明確にすること。
 
イ 自分の思いや考えが明確になるように,事柄の順序に沿って簡単な構成を考えること。
 
ウ 語と語や文と文との続き方に注意しながら,
内容のまとまりが分かるように書き表し方を工夫すること。
 
 
エ 文章を読み返す習慣を付けるとともに,間違いを正したり,
語と語や文と文との続き方を確かめたりすること。
 
 

2.指導のポイント

指導要領の文言のままだと長いので、短くまとめたり、細分化したりして
指導のポイントを整理しました。
 
知識及び技能 ⑴言葉の特徴や使い方
・ 言葉の働きに気付く。
・ 長音,拗音,促音,撥音
・助詞はをへ
・句読点
・かぎかっこ
・平仮名片仮名
・漢字
・語彙
・主語と述語の関係
 
知識及び技能 ⑵情報の扱い方に関する事項
・ 共通,相違,事柄の順序
 
思考力・判断力・表現力等 「B 書くこと」
・伝えたいことを明確にする
・ 簡単な構成を考える
・ 書き表し方を工夫する
・ 語と語や文と文との続き方を確かめる
 
 

3.前回作成した項目との比較

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①「したこと」が書けている
②「見たこと、見つけたもの」が書けている
③「言ったこと、聞いたこと」が書けている
④「思ったこと」が書けている
⑤ 句読点の書き方を理解している
⑥ 「」の使い方を理解している
⑦ 一字下げができている。
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これは、教科書の内容を基に作った評価項目です。
 
「知識及び技能 ⑴言葉の特徴や使い方」については、
句読点と「」以外にも多くの指導事項があることがわかりました。
今一度教科書を確認してみようと思います。
 
「知識及び技能 ⑵情報の扱い方に関する事項」については、
今回の単元で言うと「時間に沿って書いている」といったところなのかなと思いました。
 
「 思考力・判断力・表現力等 「B 書くこと」 」については、
①「したこと」が書けている
②「見たこと、見つけたもの」が書けている
③「言ったこと、聞いたこと」が書けている
④「思ったこと」が書けている
の部分がそれにあたるのかなと思いました。