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1901年、オーストラリアは本当はまだ独立できていなかった?

Anzac Day, 2013 | Gratia Veritas Lumen
2013年4月25日
 
今日は「Anzac Day」で学校が休みでした。
オーストラリアの祝日です。
朝5時から街のセレモニーに行ってきました。
 
この日はオーストラリア人にとって、

1年で最も大切な日なんだそうです。


「Anzac」は
「Australian and New Zealand Army Corps」
の略で、戦争兵を追悼する記念日です。
 
気になったことを、ホストファミリーのロスが
道中教えてくれました。
 

Q1.なぜAustraliaとNew Zealandなの?

  オーストラリアの祝日なのに!

Q2.4月25日に何があったの?

  終戦日はその日じゃないのに!

Q3.なぜこの日が「最も」大切なの?

  ただの戦争の記念日ではない?

 

 

Q1.なぜAustraliaとNew Zealandなの?

オーストラリアとニュージーランドは共に

イギリスの旧植民地で同盟関係にあります。


ともに第一次世界大戦を戦った両国は戦友

なのだそうです。

 

今もとても仲良しだと、ロスが言いました。

隣国とバチバチすることは世の常だと

思っていたので、意外です。

 

Q2.4月25日に何があったの?

第一次世界大戦中の 1914 年4月25 日

オーストラリアとニュージーランドの兵隊が、

トルコの ガリポリ半島に上陸。

しかしそこは作戦とは違った所でした。

 

トルコ軍の狙い撃ちにより開戦当日に、

16000人のうち 2000 人が死亡します。

 

何の恨みも無いトルコ兵と戦い、

遠く離れた異国の地で多くの命を亡くした

この日を忘れないための記念日だそうです。

 

Q3.なぜこの日が「最も」大切なの?

1901年に法律上イギリスから独立しましたが、

独立後もオーストラリアはイギリスの一部の国

という意識が根付いていたそうです。

 

そして第一次世界大戦で

「祖国が戦うなら我々も」参戦しますが

多くの戦死者を出すことになります。

 

この悲劇を通してオーストラリアは

完全にイギリスから独立し

 

一つの国『オーストラリア』として

成熟した国家になった

いわれているそうです。

 

 

祝日からはその国が大事にしていること

が分かります。

 

今日はそれが「Anzac Day」でした。
オーストラリア

兵士たちに対する尊敬の念を、
オーストラリアの本当の独立

大切にしていることを知ることができました。

 
【参考】